目がよくなる速読トレーニングを体験編
◆本を使ってラクラク・トレーニング (注意してくださいを良くお読みください)
眼球を動かしている筋肉には次の6種類の筋肉があります。
内直筋・・・・内向きの運動を支配 外直筋・・・・外向きの運動を支配
上直筋・・・・上内向きの運動を支配 下直筋・・・・下内向きの運動を支配
上斜筋・・・・下外向きの運動とグルリと回す車輪回転運動を支配
下斜筋・・・・上外向きの運動と同じく車輪回転運動を支配
本を使ってラクラク・トレーニングをしてみましょう。初歩の速読トレーニングも兼ねています。
1.文庫本か新書本を1冊用意してください。
2.どこか、できるだけ文字で埋まったページを選び、10秒で見開きの2ページに印刷された文字を
“読まないで”出来るだけ素早く、最初から行をたどって行きます。
3.10秒で何行たどることができるのかを、記録します。
4.縦書きの本で上記の運動をしたら、今度は横向きに本を置き、同じことをします。その次は本を斜
めに置き(右上から左下方向、左上から右下方向の2パターン)で同じことをします。
5.10秒でどの方向も35〜40行追えるようになるのが目標です。それ以下は眼筋が弱っていま
す。また、方向によって追える行数が異なる場合は、少ない方向の筋肉がその他の筋肉よりも
弱っています。
注意してください!
★コンタクト・レンズは必ず外し
てください。
★1つの運動を10秒以上しない
でください。
★各運動は1回につき、1セット
とし、2回以上しないでくださ
い。
★結膜炎、網膜剥離等、眼病の
ある方、もしくわ恐れのある
方は、眼科医の指示を受け
てから、トレーニングを始め
てください。
★めまいや吐き気を感じた場合
はすぐに運動を中止し、眼科
医等にご相談ください。
◆さまざまな眼筋ストレッチ運動
次に遠近を調節する筋肉、毛様体筋のストレッチ運動をしてみましょう。
例えばあなたが学生で授業を受けているとしたら、目の前10センチぐらいの至近距離に、指やボールペンを置き、黒板と指先、ボールペンの先を、素早く交互に見ます。
パソコンに向かって仕事をしていたら、ただ画面から目をそらして漫然と窓の外などを見るのではなく、窓の外とキーボードなど身近な物を、素早く交互に見ます。
あるいは雨の日で、傘を差して歩いている時だったら、傘の軸を目の前10センチの所に持ってきて、傘の軸遠くの景色とを、素早く交互に見ます。
目標は10秒で10往復です。また、漫然と行わず、できるだけ焦点を合わせるようにしてください。
◆バラエティに富んだトレーニングを!
遠近を交互に見る10秒間やったなら、次は6種類の眼筋トレーニングです。例えば、通勤、通学の時間を利用して、電車やバスの窓とかドアを使います。ドア・窓の四隅使って、8の字を描くように対角線運動を行います。
この時、頭を動かさず視線だけを素早く動かしてください。この運動はテレビを見ている時は、画面の四隅で、パソコンでも出来ます。読書中なら本の四隅を使ってトレーニング出来ます。
8
の字の方向もいろいろ変化をつけてください。1つの方向での運動はやはり10秒以内にし、最初は縦8の字、横8の字の2方向から始め、運動方向のバリエーションを増やしてください。
運動の締めくくりは円運動を行います。少し大きめの紙に円を描き、円に沿って目を左右に各2〜3回づつ、早過ぎず、遅過ぎず、気持ちの良い速さで回します。紙面上の円を使わなくても、そのまま左右に目を回してもかまいません。目の回りの骨をなぞるように、出来るだけ大きく回すようにしてください。
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